ALOE LABO

研究員のつぶやき

アロエの栽培を専門にされている
栽培家様を取材しました

2019.11.15
伊豆白浜のアロエセンターを訪問しました
栽培研究の参考に、伊豆白浜で「アロエセンター」を運営されています藤井さんにお話を伺いに行きました。
藤井さんは長年アロエの栽培を手がけられており、テレビや雑誌の取材も数多くうけらているほどの専門家です。
向かって右側が藤井さんです。
栽培地は山の上の斜面で日当たりのよいところ

取材班は山を抜けて山の上の栽培地を目指します。探検家のよう・・・。

アロエ栽培のコツ
  1. 温度

    種類にもよりますが、もともとは砂漠や熱帯の植物なので寒さには弱いです。
    5℃を下回るような時期は、鉢は室内に入れましょう。
    地面が凍結するのもNGですので、冬は特に注意が必要ですね。

  2. 株分けで増やすものの場合は、根が張りやすいよう、サラサラの土が望ましいとか。

  3. 水・肥料

    砂漠の植物なので、土が乾いたら水をあげる程度で十分です。
    甘やかさず、必要以上に水を与えないことが、強いアロエを育てるコツだそうです。

  4. 環境

    室内でのエアコンの直風や、屋外でも室外機の風は避けましょう。

様々なアロエが栽培されていました。
  • ディコトマ
    ディコトマ
  • アロエベラ
    アロエベラ
  • ニエリエンシス
    ニエリエンシス
  • バイネシー
    バイネシー
  • ラモシシマ
    ラモシシマ
  • レイノルジー
    レイノルジー
  • キダチアロエ
    キダチアロエ
  • キダチアロエは左の写真のような花が咲きます。
    実は1つの花に見える塊には400個の小さな花がついています。
    開花すると花粉の取り扱いが大変で観賞用には販売されていないそうです。
    1つ1つの花はユリのようですね。
アロエこぼれ話:動物もアロエを食べる?!

「キダチアロエのゲルは我が家の犬も食べます。調子が悪い時なのかな。カラスが食べにくることもありますよ。イノシシもね。」と藤井さん。
そういえば、某大学の先生も、競走馬にもアロエを与えていると話されていたような・・・。

人間だけでなく、動物も体調を整えるためにアロエを食べれば良いことを知っているんですね!
あ、但しげっ歯目にはNGだそうです。

訪問所管

南アフリカ地方が原産のアロエにとって、伊豆白浜は、暖流が気温を安定させる絶好の栽培地でした。
アロエの花が咲く11月~1月には、伊豆下田でアロエ花祭りが開催されます。
意外とカワイイアロエの花を愛でに、足を運んでみてはいかがでしょうか。